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島田陽子さん死去 69歳、大腸がん闘病 国際女優の一方で波瀾万丈!?

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米ドラマ「将軍」で日本人女性として初めてゴールデン・グローブ賞を受賞した女優の島田陽子(本名・中村陽子)さんが25日午後0時57分、大腸がんによる多臓器不全のため、都内の病院で死去、69歳だったことが明らかになった。熊本県出身の島さんは約3年前から大腸がんと闘い、1980年代に「国際派女優」として人気を博した一方、私生活のトラブルでワイドショーの主役になることも多く、波瀾万丈の人生だった。
 3年ほど前、島田さんは大腸がんと診断され、入退院を繰り返していた。事務所関係者によると、抗がん剤治療は行わず、入院中も親しい人が好物を届けてくれるなど、普段通りの生活を送っていたという。
 前回入院したのは先月末。今月21日午後までは特に異常はなかったが、同日夕方、大量の出血があった。25日午前11時頃、病院に危篤の連絡が入り、病院スタッフが駆けつけたが間に合わなかった。病院スタッフが駆けつけたが、間に合わなかった。病院関係者によると、「過酷な闘病生活とは裏腹に、澄んだ凛とした表情をしていた」という。葬儀は近親者で行い、後日、お別れの会を開く予定だ。
 ここ1年ほどは、自身のヒーローである革命家チェ・ゲバラを題材にしたドキュメンタリー映画「エバーガーデン」を制作していた。関係者によると、近く撮影に入る予定で、先月、アルゼンチン人監督と病室で面会した。映画のナレーションは本人が担当する。紹介ビデオにも出演する予定で、京都で着物姿の撮影を準備していた。また、別の映画の製作にも意欲的であった。
 島田さんは、中学生の時に劇団若草に入り、1971年から1972年にかけてNET(現テレビ朝日)のドラマ「続・氷河」のヒロイン役でブレイクした。1974年、青春学園ドラマ「われら青春!」(日本テレビ系)でヒロインの女教師となる。(日本テレビ系)で中村雅俊(71)主演のヒロインの女教師を演じ、若い世代を中心に人気が広がった。
 女優として最も評価されたのは、米国NBC制作のテレビドラマ「将軍 SHOGUN」(1980年)のヒロイン役で、日本では映画として公開された。この作品はヒットし、「アメリカの恋人」と呼ばれるようになった。この作品で、米国アカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデン・グローブ賞で主演女優賞を受賞した。1981年には、日系マラソン選手の故ゴーマン美智子氏の自伝を映画化した『走れ!ミキ』で、日系マラソン選手・ゴーマン美智子役を演じた。
 私生活では、2007年に亡くなった内田裕也さん(享年79)と4年にわたる不倫をするなど、話題の女優だった。島田さんと結婚するために、裕也さんは妻で女優の樹木希林さん(2006年死去、享年75)に離婚を切り出したが、希林さんは拒否。裕也さんは離婚届を提出したが、希林さんは離婚無効の訴えを起こし、勝訴した。離婚は成立せず、裕也さんと島田さんは結婚できなかった。
 島田さんは1994年にテレビ照明技師と結婚し、2007年7月に離婚している。彼女によると、内田さんとは破局後も友人関係を続けていたという。金銭トラブルが続いたが、92年にヘアヌード写真集を発売し、99年には57歳でセクシー女優としてデビューし話題になった。彼女の人生は紆余曲折の連続であった。
 島田陽子(本名・中村陽子)は1953年5月17日、熊本県に生まれた。高校3年の時、1万2000人以上の公募に当選し、NET(現テレビ朝日)ドラマ「続・氷河」のヒロイン役でデビューした。同年、映画『犬神家の一族』のヒロインとして存在感を示す。また、映画プロデューサーとしても活躍した。